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アバターとトンマッコル

ようやくアバターを観てきました。
3Dで。映像は確かにすごかったです。CGには全然見えない。
「アトラクション映画」のストーリーに文句を言うのは野暮。なのかもしれませんが、
観客がやたら物わかりのいい最近の風潮がなんだか気に入らない。

で、その次の日、録画しておいた韓国映画「トンマッコルへようこそ」を観ました。
たまたまなんですが、この二つの映画の構成はとても似ていました。
でも、オチが全然違いました。

そこで、考えたことなどを。

以下はネタバレ含みますので興味のある方だけお読みください。





「アバター」を観終えて最初に思ったことは、
「絶対地球人(米軍?)、仕返ししに戻ってくるよなあ・・」でした。

同行者の感想は、
「(原住民側は)ガンジーみたいに無抵抗じゃなくて結局戦うんだね・・」でした。。

「アバター」と「トンマッコル~」、この2本の映画は、ざっくりというとこんな話です。

「現代人が、原始的で純粋な人たちの生活に触れ、変化し、彼らの味方になり、現代人と戦う」

私はこの手の物語で描かれる「純粋な人々」の描写がどーも苦手です。
「文明にまみれてない田舎は素晴らしい」「現代人の忘れたものを持っている」みたいなの。
わからなくもないけど、原始的だからこそ排他的だったり、暴力的だったりすることもあるだろうに。
ちなみに、映画「めがね」的な世界も苦手です。ファンタジーだからイヤだというんじゃなく、
なんというか、人間の生々しい部分に目を背けすぎな感じ。性欲あるんかこいつら。みたいな。
(「アバター」のナヴィは性欲ありそうですけど「野蛮人扱い」にも見えます)

それはともかく、それぞれの映画のオチはこうです。

「アバター」は、侵略者であるはずの地球人の主人公が寝返り、
原住民をまとめて、共に戦い、地球人に勝利します。

「トンマッコル~」は、朝鮮戦争の時代が舞台です。
連合軍の攻撃から、純粋な村人を守るため、主人公たち(北朝鮮軍兵士と韓国軍兵士)が協力し、
村から離れたところで連合軍(韓国軍にとっては味方)の標的となり、自分たちだけが犠牲になります。
あくまで、村人を巻き込まず、戦わせない解決法を取るのです。

彼らの置かれた状況に、多少の違いはあるにせよ、
どちらかというと、日本人の多くはこちらに「美学」を感じる傾向にありそうですよね。
「自己犠牲」を美化するわけじゃないですが、こういう考え方って「東洋的」なのかなー。
なんて考えちゃったりしました。

「アバター」は結局、敵と武力で戦うことが前提としてあって、
さらに、あのアメリカ人の主人公がいなかったら、原住民は勝てないって話でしょう?
ナヴィをリスペクトしつつ、バカにしてるようにも見えませんか?
まあ、この2本の映画でアメリカと韓国を理解できるってほど単純なものではないでしょうけど。


ただ・・ですね、この2本、「女性観」にも違いがあって面白かったです。
「アバター」のヒロインは肉体的にも精神的にもタフな女。
「トンマッコル~」のヒロインは、知的障害者の美少女。

・・日本人男性はどっちかっていうと「トンマッコル~」的な女性を好むんだろうなあ。
「女は賢くなく、か弱くてキレイな方がいい」という意味で。
アニメのヒロインとかはやたら戦ってますけど、あれってアクションと美少女を同時に見たいってだけで、
現実でそういう女と付き合いたいってアニメファン、見たことないですよね。。
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プロフィール

坂井恵理

Author:坂井恵理
坂井恵理  マンガ家

「JOUR」(双葉社)で
「ひだまり保育園おとな組」
連載中。
コミックス第1巻発売中です。

「ヒヤマケンタロウの妊娠」
「妊娠17ヵ月!」
「ビューティフルピープル・パーフェクトワールド」
などなど。


*写真やイラストの転載・コピーは
ひとこと断って下さいまし。

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